159: ◆GXVkKXrpNcpr[saga]
2016/09/25(日) 04:33:39.69 ID:f5vhqUUmo
「限界だね。ぼくが少し散歩させて来よう。トイレにも並ばなきゃ。
おいでタツヤ」
「はいっ!」
「いい返事だね」
母と二人で手を振って父子を見送る。
「タっくんは元気だなあ」
「ちっちゃいまどかはおとなしかったよ。
こんな所に連れてきたらアタシに抱き着いて離れなかっただろうねえ」
「そうなんだ?」
「そうさ。ねえまどか」
「なあにママ?」
「なにか気になることでもあるのかい。ずっとそわそわしてるぞ」
「う、うん」
「そういや、さやかちゃん見ないな? ほむらちゃんはどうした? ここに来ているはずだろ?」
「うん……そうだ、ちょっと探してきていい?」
「ん?」
「その辺、見てくるね」
母の目を見ずに立ち上がり、出入口の方を向いた。
詢子は娘が何かを心に溜めこんでいることには気づいているが、口を出すことは我慢していた。立ち上がった娘を見上げて(大きくなったんだな)と思う。
「建物の外に出るんじゃないよ」
「はい」
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