160: ◆GXVkKXrpNcpr[saga]
2016/09/27(火) 17:38:07.75 ID:J5IxWr5Po
ホールの外はゆったりした回廊になっていて、ぽつぽつと人がいた。疲れた様子で歩く人、備え付けの椅子に深く腰掛けてうつむく人、床に敷物を広げて壁にもたれかけている人もいる。
まどかはガラス張りになっている壁沿いに歩いた。荒れ狂う空を気にしながら進む。
建物全体に叩きつけられる雨の音が大きく響く。嵐は一向に収まる気配がない。
(みんなは……ワルプルギスの夜はどこだろう)
適当な所で立ち止まって外を眺めるが雨で何も見えない。
(確かあの辺に展望台が小さく見えたはずなんだけれど……)
そのまどかの側にとことことQBがやってきてちょこんと座った。
「やあ」
「QBってどこからともなく現われるんだね」
「そうかい?」
並んで外を見ながら話す。
「久しぶり。何してたの?」
「主に新たな魔法少女のスカウトだね」
「見つかったの?」
「うん。見滝原には僕の姿を視認できる子が多いんだ。
いろいろと因縁の集まっている土地なのかもしれないね」
「彼女たちはどんな願いをかなえたの?」
「おしゃべりしていていいのかい?」
「うん。教えて」
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