165: ◆GXVkKXrpNcpr[saga]
2016/09/28(水) 08:06:56.52 ID:Q5Zg0UrZo
(絶好調じゃないか、マミ)
(QB、やっと出てきたわね)
(お待たせしたのかな? それは悪かったね)
(聞きたいことがあるの。先の短い魔法少女はもうサポート管轄外なのかしら?)
(まさか。なんでも聞いてくれ)
(ワルプルギスの夜はなぜ魂を縛るシステムとよく似た姿をしているの?)
(見たんだね。どうやって?)
(質問に答えてくれる?)
(あの魔女の核になった子は生前システムに並々ならぬ関心を持っていた。
君と同じようにそれを見て深く影響を受けたようだね)
(あの歯車は枷に見えたわ。何を拘束しているの?)
(拘束というよりは強化を目的としている。ギアというよりはハンドルだね。
コアを見たろう? キャンデロロには遭えたのかい?)
(ええ)
(さすがはマミだ。お世辞じゃないよ。君はほんとうに器用だね)
QBとやりとりをしながらもマミは手を止めない。
タイミングを見計らって魔力温存を全く考えない苛烈な一発を放ち、クリーンヒットさせた。
一気に濁りを増したソウルジェムを回復させ、マミはグリーフシードをまた一つ地面に投げ捨てる。
(下にいくつも落ちてるから後で回収しておいてね)
(任せてくれ)
(確認させて。システムから自由になった魂は身体に戻るのよね?)
(戻る。だがその過程でなんらかの不具合が起こることが知られている。
長い時間身体を留守にしていたためか、魂の定着に少々無理な力がかかるようなんだ)
(前例があるのね?)
(あるよ。なんの問題もなく身体と魂が結びついた例もある)
(確率的には?)
(システムから自由になろうとする魔法少女の数が少ないからね。正確な統計がとれない)
(何が起こるのか具体例を挙げてもらえないかしら)
(それはやめておいた方がいい。知ってしまうとそれに引きずられる)
(そういうものなの?)
(影響は少なからずあるね。聞かれれば答えるが知らない方がいいと思う)
(思い遣ってくれているみたいに聞こえるわ)
(僕はいつだって君たちのことを考えている)
(それはそうね)
武器を構えて目標を見据えたまま、マミは思わず苦笑いを浮かべた。
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