マミ「QBかく語りき」 QB「君らしいね」
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176: ◆GXVkKXrpNcpr[saga]
2016/10/02(日) 01:09:26.80 ID:SEKQbk/so

「ねえQB、この魔女結界ってなんだか静かだね? なんていうか、何もない感じ。
おかげでみんな落ち着いてるし……」


小さな声で話した。


「魔女が本格的に活動するまで少し猶予がある。生まれたばかりだからね。
時間が経つとそうもいかなくなる」

「そうなんだ」

「まあそうなる前に誰か駆けつけてくるだろう。しかし君には何度も驚かされている」

「どうして?」

「さすがに魔女結界に取り込まれたらすぐに契約を申し込むんじゃないかと思ったんだ。
犠牲者を出したくないだろうし、ましてやここには君の家族がいる」

「すぐ助けが来るかなって思ったから」

「僕が助けを呼ばない場合だってあったかもしれないよ?」

「そこまでして私に契約させたいの?」

「以前の君にならね。君が最後の魔女になるはずだったんだ」


何か小さなものがたくさん動いている気配がある。もちろん使い魔だろう。

できるだけそういうものを見ないようにしながら歩いた。


「そう、それが正しい」

「なんのこと?」

「結界内での歩き方だね。視覚や聴覚に惑わされず、恐れたりせず静かに歩くんだ。
戦意や負の感情を目掛けて魔女や使い魔は襲ってくる」

「怖がったり不安に思ったりしてない人には魔女は攻撃してこないってこと?」

「概ねその通り。しかし完全にそうするというのは君たちには無理だ。君たちは感情の生き物だから」


周りが急に明るくなった。景色が元に戻る。人々がほっとして話し始めた。



…………あ、停電終わったのか。

…………良かったあ、なんだか変な感じだったよね。

…………なんか、背筋がぞくぞくしなかった? なんだったんだろう?




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