193: ◆GXVkKXrpNcpr[saga]
2016/10/18(火) 01:23:15.42 ID:c9PlB8gso
グリーフシードのストックはまだ少なからずあった。
あの日の戦闘で手持ち分を使い切ったのはマミだけだ。次々とグリーフシードを終わらせて、凄まじい攻撃力と攻撃量を見せた。
どこか突き抜けていた。持てる力の全て、否それ以上を出し尽くしてくれた。
(マミ、杏子、さやか)
(皆が事態について深く納得していること、お互いに理解があることが大事だった)
誰もが必要なピースだった。
果てしなく続くかと思われたループを終わらせて、ほむらにはやっとそれがわかった。
全か無か。
まどか一人を助けるというのは土台無理な話だったのだ。一番遠回りに見える道が一番の近道だった。よくある話だ。
そうやって今、ほむらは未知の時間を生きている。
そして新しい問題を抱えている。
杏子の独り言めいた話を黙って聞いていたほむらがやっと口を開いた。
「少しペースを落としましょう。思っていた以上に使い魔の数が多い。
どうしても長期戦になるのだから、ここで無理をするべきではないわ」
「こんだけ騒ぎになってんだ。さぼってらんないだろ」
「魔法少女が一日二日仕事を休んだところで、大して変わりはしない」
死者の数のことをそう言い切った。それを聞いて杏子が笑い声を上げた。
「やっぱりあんたは話が分かるね」
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