マミ「QBかく語りき」 QB「君らしいね」
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214: ◆GXVkKXrpNcpr[saga sage]
2016/11/02(水) 17:52:58.38 ID:izpVRLdZo

のんびりそんなことを考えているマミに冷水を浴びせるような言葉が聞こえてきた。


「いつまでもここにいると魂は消耗していくよ。君はこの場所にとって願ってもないエネルギー源だ。ほんの少しずつだけれど今この瞬間も君は結界の燃料として減っていく。
そうなると現世の身体の方もただでは済まない。この結界がいずれは消えるにしてもその前に君が失われる可能性の方が高い」

「それは困るわね」


少し間が空いた。


「どうしたの、固まっちゃって珍しいわね」

「予想外の反応だったからね。あまり驚かないね」


(そろそろびっくりするのも疲れちゃってね……)


「今こうして私が操っている身体については、これはなに?」


身体の実感が確かにあるのが不思議だ。掌を開いたり閉じたりしてみる。


「僕の場合と同じだ。ここにある物質を使って構築した仮の肉体だね。ここの子たちもそういうことだよ」

「へえ、そうなのね」

「さっきから他人事のように話しているようだけれど、君は元の世界に戻りたくないのかな?」

「もちろん戻りたいけれど……ちょっと考えていたの」


マミは隣に座るQBを見た。


「ねえ、QB。あなたがずっとここにいたら、もう元の世界では魔法少女は生まれないの?」

「しばらくの間はね。すぐまた代わりの者がやってくる」

「あらそう」


少し宙を眺めるような仕草をして「じゃあ真面目に脱出のことを考えましょうか」と呟く。


「そうそう。私はもう魔法少女ではないのよね?」

「厳密には魔法少女ではないけれど、まだ完全に元に戻ったというわけでもない。
君が僕を認識できる間は付き合うつもりだよ」

「私がまだ魔法を使えるのはどういった理屈なの?」

「君がここで使っている魔法はシステムを利用しない君自身の力だ。肉体の制約がないのとこの場所の特異性によって使える。
システムによる強化はもちろん失われているが、難しく考えなくていい。夢の中では何でもありくらいの感覚でいればいいよ。限界は自分でわかるはずだ」

「いつもいろいろ教えてくれてありがとう。メンターと呼んでもいい?」

「どう呼んでもらっても構わないよ」

「冗談なのよQB」


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