238: ◆GXVkKXrpNcpr[saga]
2016/12/16(金) 01:57:03.23 ID:Tj9/jsnfo
「……さやかちゃんってば」
「へ?」
はっと顔を上げるとまどかが不思議そうにこちらを見ていた。杏子は知らん顏をしているし、ほむらは台所にいるようだ。水音が聞こえる。
(何回も呼んでた)
(早く教えてよも〜)
杏子との会話に集中し過ぎていて、何の音も耳に入ってこなかった。慌てて返事をする。
「ごめんごめん、ぼーっとしてた! なになに?」
「私もう帰るけれど、さやかちゃんはどうする? 一緒に帰らない?」
いつの間にかまどかは完全に身支度を整えていた。居間に戻ってきたほむらも外出準備は万端のようだ。
「あー、どうしよっかなー」
本当は迷ってなどいなかったので我ながら空々しかった。
「えっと、ほむら、あたしはここに居させてもらっていい? てか、泊まってもいいかな?
杏子ひとりにマミさんを任せておくのもなんだしさ」
「どうぞ好きにして」
「ありがとう。お礼に掃除くらいはしておくから」
放っておいてくれていい、とほむらが口を挟んだが二人は構わず掛け合いを始めた。
「そーゆーのめんどうだったから前はホテルに住んでたんだよなー」
「あ、詳しく聞いたらダメなやつだこれきっと」
「じゃあ反応すんなよ」
「開き直るなってえの」
聞き流しつつほむらとまどかは出ていった。
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