26: ◆GXVkKXrpNcpr[saga]
2016/09/20(火) 03:44:27.84 ID:eDj2lchjo
(こ、こんなに人の話を聞かない子だったっけ?)
さやかは半ばパニックに陥りつつ考えている。何か考えていないとどうにかなってしまいそうだ。
強引なキスが続いた。
(こんな杏子は、知らない)
(杏子は)
(ぶっきらぼうで口が悪いけど優しくて楽しくて、からかい甲斐のある子で、
笑顔がかわいく、て、やさ……し、あ……………)
顎にかけられた指をどうにか外して顔をそらすと頬や目蓋、口の端などにぞっとする程やさしく唇が降ってきた。
触れられた場所から思いがけなく快感が押し寄せてくる。
頭を両手で包まれて正面を向かされ、またも唇が重ねられた。
侵入してきた舌にさんざん蹂躙されたが悔しいことに決して不快ではない。
それどころか心の奥底からもっとこうしていたいという圧倒的な願望が溢れてくるのを自覚してうろたえる。
相手の身体の重みがどうにも心地よい。
逃れようとしてもがいているはずだったのに全身がこすれ合う感覚に刺激される。
キスの合間に切なげな息を吐いているのをさやかは自分で気付いていない。
目は閉じられ両腕は杏子の背中に回されて服をギュッとつかんでいた。
そうやっていつしか相手の動きに夢中で応えていたさやかがハッと我を取り戻す。
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