272: ◆GXVkKXrpNcpr[saga]
2017/02/07(火) 08:26:28.72 ID:5orYg2PVo
それは夢かうつつかはっきりしない。
部屋の中にQBがいる。
杏子は身体を動かせずにいた。ただそこに立って目撃している。
冷たい汗が背中を伝っていく。
(やめろ)
ほむらの家のリビングで眠り続けるマミのそばにQBが近づく。
(やめろ)
声が出ない。
見ていることしかできない。
(やめてくれ)
心の中で絶叫する。
QBが口を開けてマミの身体にかぶりつく。
まるで半固形物をすすりこむようにマミの身体を減らしていく。血は一滴も流れない。QBが頭を動かす度にマミの手足がぱた、ぱた、と力無く揺れる。着々と人の形を失っていくその一方でQBの見た目はまったく変わらない。
(なぜマミを)
QBが振り返って杏子を見た。
「なぜって、もったいないじゃないか」
マミの全てをその小さな身体に詰め込んで去って行く。
(待て!!!)
杏子は身動きできない。
(夢だ)
(絶対に、これは夢だ)
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