マミ「QBかく語りき」 QB「君らしいね」
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289: ◆GXVkKXrpNcpr[saga]
2017/04/05(水) 08:20:46.63 ID:AjtdeEYho

(やっと行った。さて)


杏子は荒れた空に目を向けた。


(この感じ……ワルプルギス戦の後、マミがいなくなった時と同じだ。
ほむらが戻ったんだからそれで終わるんじゃないのか)

(何だ、あれ)


雲間からパラパラと何かがたくさん降ってくる。目を凝らし、それが人の形をしているのに気付いて思わず身構えた。


「あれらは人間じゃない。見ていればわかるよ」


側にQBがいた。相変わらず神出鬼没だ。


「QB、いつからここに?」

「まどかについて来たんだ。だからほぼ最初からかな」

「コソコソ隠れて見物してたってわけか」

「僕の出る幕はなかったよ」


人の形は空中でゆるゆるとほどけて崩れ、それでもひとかたまりのまま氷の粒で覆われた地面に達し、真っ平らに潰れた。

広い範囲にばらまかれた染みのようなそれらからぼうっと小さな光点が浮かび上がり、やがてまぶしいほどの光の群れとなる。


(蛍……じゃ、ない。あんなに明るいわけがない)

(それに……)


空耳かと疑う程に微かだが、忘れようのないワルプルギスの夜の笑い声が聞こえた。

集まってしばらくはふわふわと漂っていたが、四方八方に消えていく。不思議と心奪われる風景で、目が離せない。雨も雹もとっくに降り止んでいた。


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