72: ◆GXVkKXrpNcpr[saga]
2016/09/22(木) 00:47:31.09 ID:H0JqPK/8o
「まどか、私は逃げないから手を放して」
「あ、うん、ごめん」
並んで歩く。そのことがほむらの遠い記憶を呼び覚ます。
(こうして一緒に歩いていてもあなたはいつも私を置いていく)
気持ちが沈む。
「ねえ、ほむらちゃん」
「まどか」
何か言おうとしたまどかを遮った。
「なにかなほむらちゃん?」
「杏子に話すといいわ」
「え?」
「杏子はだいたいのことを知っているから」
「そうなんだ」
「ええ。事情を話してさやかを助けてもらったの」
「そうだったんだ。ありがとう」
「あなたのためにしたことではないわ」
「私にはお礼を言う理由があるんだよ、ほむらちゃん」
「とにかく杏子ならあなたの力になってくれる」
「ねえ、私はほむらちゃんと話したくてこうしているんだよ」
「私でなければならない理由があるの?」
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