27: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2016/10/07(金) 20:53:17.75 ID:mFpjnES+0
あい「いいかい、Pくん? 君は一つのことだけを考えていればいい」
P「……はい?」
あい「君は私を愛していて、私は君を愛している。それだけを考えていればいい」
P「ぁ……」
恥ずかしい字面なのに、あいさんが言えば何故か格好良く響いてしまうのだからズルい。
あい「君は朝起きた時も通勤中も仕事中も食事中も帰宅後も就寝時もそして私といるときも、ただそう思っていればいい。なにせ事実だからな。そしてそれ以外のことは些末なことだよ」
P「それ……あはは…」
無茶苦茶だと感じつつも実際にそう考えることが出来たらと想像してみれば、暗闇の中に一筋の明かりを見つけたような安心感があった。
あい「フフッ…分かったね?」
誇張表現であることは承知しつつ、こくり、と頷くと何か綺麗なモノが胸にすとんを落ちてきて、淀み切っていた渦をあっさりと一掃してしまった。
P「はぁ……あいさん…」
そして早速胸にあるただ一つのことを口にする。
P「あいさん…愛してます…」
あい「私も愛しているよ、Pくん…」
どちらからともなく抱き合う。
そういえば、あれだけ躰に口づけし合ったというのに肝心なトコロにはまだしてなかったのではなかったか…?
あいさんを見ると、すでに目を閉じて俺を待っていてくれた。
ちゅ…
小鳥が啄むような軽やかなキスだった。
でも今の俺たちにはそれでも十分で、また無心に抱き合う。
その後の眠るまでのほとんどすべての時間は抱き合って過ごした。
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