提督「という訳なんだ、うむ」 ビスマルク「……」
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701:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/30(金) 04:16:34.71 ID:4/ieWBfE0
提督(パーキングエリアまでの道をたどる。まだ明るいが、空がオレンジ色になっている。そこで、ふと目に入る店があった)
提督「お、宝飾店か。寄ってみるか」
ビスマルク「えっなにそれ?……ジュエリーショップじゃない」
提督「ネックレスでも選ぶかい?」
ビスマルク「そんな……もう服を買ってもらったわ」
提督「いいんだ、買い物に行ける日なんてそうそうない。俺も今日は羽目を外したいんだ」
ビスマルク「でも……」
提督「いいから気にしないで、好きなものを選んでくれ。妻にプレゼントを買って、いいところを見せたいんだ」
ビスマルク「……うん、分かったわ。けど、私も貴方に何か買うわ」
提督「気にするなって」
ビスマルク「私がそうしたいの!」
提督「そ、そうか……」
ビスマルク「……私、貴方に何もかえせていないから」
提督「!……返す返さないっていうような関係じゃないだろう?それとも、君にとってはそうだったのか?」
ビスマルク「っ!?あ、ち、違うわ!!そんなつもりじゃ……」サァッ
提督「……悪かった。分かってるよ。そうだな、なら君が俺のを見繕ってくれ。俺は君のを選ぶよ」
ビスマルク「いえ、私こそ……そうね、そうしましょう」
提督(接客に出てくる店員に好きに見回りたいと伝え、ショーケースを巡る。色とりどりの宝石や金銀細工)
提督「どれもビスマルクに似合いそうで迷ってしまうな……っ!」
提督(目玉商品を入れたケースの前に来た時、一際輝くそれに目が奪われる。それは、大きなエメラルドのペンダントだった)
提督(まるでオーロラを閉じ込めているかのようなそれは美しい緑色で、キラキラと輝いていた)
プリンツ『アトミラール!!』ニコッ
提督(プリンツの笑顔が思い出される。これは彼女の色だ。きっと似合うに違いない。値段を見るとゼロの数が二つほど多い)
提督「……!!」
提督(文字通り桁が違う。そう簡単に買えるものではない。だが、俺の心は異様に引かれていた)
提督(そういえば、い号作戦の活躍に対して俺はまだ何もしていない。これを送ればきっと喜ぶだろう)
ビスマルク「アトミラール、これなんてどうかしら?きっと似合うと思うのだけれど。……アトミラール?」
提督「あ、いや、何でもない。どうかしたか?」
ビスマルク「……これを見ていたの?」
提督「ああ、まあな」
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