提督「という訳なんだ、うむ」 ビスマルク「……」
↓ 1- 覧 板 20
704:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/30(金) 04:26:21.48 ID:4/ieWBfE0
提督(衝動的に言ってしまったが、少しせいせいした。雨の中、先ほどの宝飾店に戻る。狂いそうだった)
店員「いらっしゃいませ。っ!?濡れておられるではありませんか!今タオルを用意いたします」
提督「いえ、結構です。濡れていて申し訳ありません。ですが、やはりあのエメラルドが欲しくなったのです。用意していただけませんか?」
提督(心配する店員に謝り、あのエメラルドのネックレスを買う。これをプリンツに渡したら、一体どんな顔をするだろうか?)
提督(きっと喜んでくれるはずだ。もしかしたら、感激のあまり泣いてしまうかもしれないな)
提督(準備ができた宝石を受け取って、車に戻る。冷たい雨にうたれながら歩いてると、落ち着いてきた)
提督(俺は、何をしているのだろうか。この前にもう忘れる、赦すと決めたばかりなのに)
提督(本当に気分が悪い。自分自身に対してだ。車の所まで来ると、ガラス越しにビスマルクが泣いているのが見えた)
提督「違う……俺は、こんなことをしたかったわけじゃ……」
提督(車のドアを開けると、ビスマルクがこちらに気がつく)
ビスマルク「アトミラール……!!」サッサッ
提督(赤い目をしたビスマルクが、ハンカチで目元をぬぐった。震える声で、言葉を紡ぐ)
ビスマルク「ごめんなさい……私、もう二度とあんなこと言わないわ」
提督「もういいんだ。俺の方こそ、すまなかった。俺は……」
ビスマルク「違うわ!!私が悪いの……私が……っ……」
提督「いや、俺が悪いんだ」
ビスマルク「違う!!それだけは、絶対に違う!!」
提督「俺が悪いと言っているだろう!!」
ビスマルク「っ!!ごめんなさい……私……」
提督(悟った。俺たちが、どうするのが一番正解なのかを。今の現状を見て、俺の想いと現実の違いを見て、悟った。そう、)
提督「俺たちは、もう駄目なのかもしれないな」
896Res/817.41 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20