提督「という訳なんだ、うむ」 ビスマルク「……」
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707:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/30(金) 04:36:05.57 ID:4/ieWBfE0
ビスマルク「それなら、……ぜ、ぜんぶおわりにしましょう。ぜんぶ、わたしがわるいから。……そ、そんなの、とうぜんだから」
ビスマルク「っ……ごめんなさい。わたしがいえたことじゃ、ないけれど。あなたのしあわせを祈っているわ」
ビスマルク「貴方がしあわせなら、それでいい。きっとすてきな人がみつかる。だって、貴方ですもの。……だから、わたしのことは気にしないで」
提督(けれども、決して目を背けることなく、そう言い切った)
提督「……」
提督(俺は、そこに戦艦ビスマルクの面影を……いや、戦艦ビスマルクを見た)
提督(そこにいたのは、確かにあの凛々しく勇ましい戦艦ビスマルクだった。サファイアのような青い瞳の中)
提督(悲しみや恐怖、後悔などの念が渦巻くその奥底で、輝く信念を見た)
提督「……そこまで。そこまで思っていてくれて、なんであんなことを」
ビスマルク「……わたしが、ばかだったから。本当にそれだけなの。……ごめんなさい」
提督「……」
提督(……なんだかんだ言って、ビスマルクはまだ子供の部類だ。ようやく成人した大学生のようなものだ)
提督(まだ周囲の大人が面倒を見なくてはならないような、そんな子供が、ここまで言うのだ)
提督(卑劣な大人に騙された哀れな子供、誰かに助けてもらいたいはずのビスマルクが、けどもういいと)
提督(俺が幸せなら、それでいいと。そう言うのであれば、それは本当に俺のことを大切に思ってくれているのだろう)
提督「……俺は、本当に君が好きなんだ。だけど、本当に君が憎くて仕方ない」
提督「でも、それでも俺は、君といたい。しかし、今日みたいに君に辛く当たってしまうこともあるだろう」
ビスマルク「……!!」
提督「もちろん、もうそうしないように努力する。だが、またやってしまうかもしれない……」
提督「それでも、いいか?それでも、居てくれるか?」
ビスマルク「もちろん……!!貴方がわたしをうけいれてくれるなら、わたしはずっと一緒に居るわ」
提督(互いに体を寄せ、抱き合う。強く抱きしめ、唇を重ねた。ずっとそうしていて、雨が上がり、周りが暗くなったところで、車を出す)
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