提督「という訳なんだ、うむ」 ビスマルク「……」
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727:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/31(土) 14:57:18.83 ID:DupNhSLa0
提督(そしてプリンツは、……ただの部下だ。ただ、俺が一番つらかったときに献身的に支えてくれて)

提督(そして俺のことを好いていてくれて、俺も禁断の恋心と愛情を抱いているだけの、……ただの部下だ)

提督(もちろん、俺はビスマルクのことを愛している。この気持ちは決してプリンツが言っていたような愛の残骸なんかではない)

提督(もし二人を選ぶことができればと思うが、選べるのは一人。それが道徳だ。そして俺はもうビスマルクを選んでいる)

提督(決して後悔しているわけではない。しかし、悲しいものは悲しっ!?)

提督「っ!?プリンツ……?」

プリンツ「……!!」ダキッ

提督(プリンツに、後ろから抱きしめられる。背中に当たる柔らかい感触に心臓が高鳴った)

提督「ど、どうしたんだ……?」

プリンツ「……私は、頑張ってますよね?報告書、見てくれましたか?たくさん敵を沈めました」

提督「あ、ああ……!!」

プリンツ「アトミラールの役に、立てていますか?」

提督「もちろんだ!」

プリンツ「ああ、良かったです。……これからも、頑張ります。からぁ……どうか、わ、私を……っ、見ていて、くださいね」ウルッ

提督「ああ、いつでも君を見ているよ」

プリンツ「ほ、本当ですか……っ?けど、私……さ、さびしいよ……!!アトミラール……!!」グスッ

提督「……プリンツ、来てくれ」ガシッ

プリンツ「……?」ギュッ

提督(その震える声音に、我慢できなくなった。だが、彼女を優しく抱きとめるわけにはいかない)

提督(俺たちは、決して結ばれることは無い。ここでプリンツを受け入れることは、互いのためにならないのだ)

提督(胸が苦しい。胃が痛い。だが、そうせざるを得ない。それが道徳というものだ。……けど、これだけは)

提督(これを渡すくらいは、させてほしい。そして、できれば親しい関係でありたいと思う。もちろん健全なやつだ)

提督(手を取り、執務室にプリンツを連れていく。プリンツは固く手を握っていた)


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