19: ◆q0LUVgtwZ6[sage saga]
2016/10/30(日) 04:06:54.53 ID:/WtN6vNPO
そんなこんなで長い準備を終え、そわそわと体感時間の恐ろしさを痛感しつつ自室で待機。
夕食をほどほどに食べて夜と呼べる時間が来たところで、私はゼタの部屋を訪れた。
ベアトリクス「……よし」
ショートパンツにニットのオフショルダーシャツ。ちょっとラフだけど、部屋着ならこれくらいがいいだろう。
自分の身だしなみをチェック。最後にポケットの中を確認して、ドアをノック。
ゼタ「ベア、やっと来た。遅いんじゃない?」
ドアを開いて顔を出す彼女。私だと分かると彼女はドアを完全に開いて姿を見せた。
……なんて言うんだろう。その姿を見て、私はちょっとドキッとしてしまった。
ゼタが着ていたのは黒のキャミソール。ワンピースみたいになっていて、フリルとか付いていて可愛らしいのだけど一段階薄くなっているスカート部分が微妙に透けていて太ももの肌色が見えている。
女の子同士だからいいけど、男の団員と呑んだりするときはこの格好じゃないよな……。
ベアトリクス「そ、そうか? 夜だよな?」
ゼタ「夜になってから一時間は過ぎてると思うけど? ま、いいや。入って入って」
けろっと笑顔を浮かべ、私の手を握り引っ張るゼタ。半ば強引に部屋へ入れられ、彼女はそのまま私をベッドに座らせるとドアを閉める。
部屋は薄暗かった。私の部屋と同じような広さと家具なのに雰囲気は全然違う。ベッドの横に小さなテーブルが置かれていて、そこに唯一の光源である蝋燭が。ワインとグラス、お菓子が照らされていてなんだか絵画みたいな幻想的な光景に見えた。
ゼタ「落ち着くでしょ? セッティングしておいたの」
ベアトリクス「なんだか手が込んでるな」
ゼタ「それはそうよ。せっかくお酒を楽しむんだから。それにワインはこういう雰囲気が似合うと思わない?」
私の横へゼタが座る。ふんわりと香る部屋と同じいい匂い。微かな光に照らされる彼女はいつもより綺麗に見える。
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