向井拓海「ポリネシア…なんて?」
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10: ◆ao.kz0hS/Q[saga]
2016/10/31(月) 01:40:54.66 ID:VsYSaNKD0


ソースとマヨネーズでデコった特大のお好み焼きが載った皿をテーブルに置く。
それに続いてPが箸とコップを置いたが、それはどちらも一個ずつだった。


「おい、なんで一人分しか持ってきてねーんだよ?」


普段なら食器棚まで行って取ってくればいいが、繋がり合っている今はできるだけ動きたくない。


「ん? 代わりばんこに使えば一つで良いだろ? それに…」


Pがダイニングチェアを引いて腰を下ろしていく。


「椅子も一つに二人で座るんだから」

「んっ……ぐ……っ」


Pに後ろから挿れられたままのアタシはPの腰に引きずられるように、椅子に座るPの膝に座ることになった。
着席時の揺れがハラの奥のイイトコロを押しやがって、箸とコップのことはどうでもよくなってしまう。


「いただきます」
「いっ…いただき、ます…」

「じゃあ、お先に一口もらうなー。…あんぐっ」


Pが箸で一口分を割き取り、アタシの肩越しに口に入れてモグモグと噛みしめる。
こんなありあわせの食材で作ったモノでも、味がどう評価されるかはやっぱり気になる。


「ど、どうだ? 美味いか…?」

「ん、ごく…。拓海………美味いぞ」

「そうか! ハハッ! 流石アタシだな!!」

「ほら…拓海を食べてみろ」


そう言って箸を渡してくれるのかと思いきや、またお好み焼きを一口分取ってそれをそのままアタシの口元に近づけてきた。


「オイッ…なんのマネだ?」

「ん? 決まってるだろ? あーん、だよ」

「いらねぇよっ! ほら、さっさと箸寄こせ…っ」


Pの持つ箸を奪うために手を伸ばそうとしたところで、Pの空いた左腕がアタシの両腕ごと腹を抱きしめた。


「あぁっ!? は、放しやがれ…っ!!」

「ほらほら〜〜、お好み焼きが近づいてくるぞ〜〜? 口を開けないと〜〜?」

「ば、ばか…っ! 待て、待てよ…あぁ!? ちくしょうっ!!」


お好み焼きの湯気が唇で感じられるほどまで近づいてきて、観念して口をあんぐりと開けるしかなかった。


「あむっ……!」



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