向井拓海「ポリネシア…なんて?」
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11: ◆ao.kz0hS/Q[saga]
2016/10/31(月) 01:41:44.89 ID:VsYSaNKD0


舌に載っかった部分からソースとマヨネーズの旨味が口の中に広がって、唾液がジワリと出てくる。
噛めば生地のフワフワサクサクの最高の食感、適当に切って入れただけの食材が軽快なコンビネーションで個性的な味を幾重にも楽しませてくれる…決してソースとマヨネーズだけが主役じゃない、こいつらみんな仲良く手を取り合って絶妙なハーモニーを奏でてやがるじゃねぇか……!!


「もぐ…くそう…むぐ……うめぇ…流石アタシ……ごくっ」

「だろ! ほらもっと食え、拓海が作ったんだから遠慮せず」

「ア、アタシはほどほどでいいんだよっ! アタシよりも、Pがたくさん食べろよ」


Pが食べたいっていうから、わざわざ作ったんだから。
アタシが作ったモンを美味しそうに食べてくれるのは、その…正直、嬉しいし…。


「そうか? じゃ、お言葉に甘えて…あぐっ…もぐもぐ…あむっ…もぐむぐ…」

「あっ、でも全部食うんじゃねぇぞ? アタシだって食うんだからっ」

「わかってるって。ほら、あーん…?」

「……あむっ」


両手を抑えられちゃもう仕方ないからな?
こんな格好して、股をこんなにしながらあーんされてメシを食ってるなんて…こんなの絶対誰にも見せられねぇ! 言えもしねぇ…っ!


「んくっ……も、もう一口くれよ…」


こんな恥ずかしいことでも五回も繰り返せば抵抗なくなっちまうんだから、不思議なもんだ。
それどころか、Pに世話されてるというか世話させてるというか、そういうのも愉しく感じてきてるからヤベェ。よくわからねぇが、なんかヤベェんだ…。


「んぁ…こら、ほっぺに口はねぇよ…」

「おぉ、すまん…手元が狂った…」


お好み焼きを摘まんだ箸先が口を外れてアタシのほっぺにぶつかっちまって、ソースとマヨネーズのねとっとした感触がする。
何か拭くものを探すが、テーブルの上には使えそうなものはなかった。
テレビの脇にティッシュケースがあるが、ちょっと遠い。
まぁ、後で拭けば良いかと気にしないでおこうと思った矢先…。


「はぁむちゅ…れろ…」

「ぁ……っ!」


柔らかくて湿った感触に頬を撫でられた。


「ん…とりあえずはこれで。あとでちゃんと拭いてやるからな?」

「な、何すんだよ! ガキじゃねぇんだから…っ!」

「まぁまぁ…ほら、あーん」

「むぐっ……!?」


有無を言わさず、口にお好み焼きを突っ込まれちゃ食うしかない。
あぁ、我ながらやっぱうめぇ。



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