16: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/11/05(土) 21:28:25.50 ID:qOO8saKhO
会社から20分程で彼女の住むマンションに着いた。都築さんの住んでいる部屋は1LDK。
少しびっくりしたのは、脱衣所がないこと。
「安くて広い所を探してて、これは、もうしょうがないかなと思いました」
「でも、誰か泊まったりする時ちょっと気まずいね」
「人を家にあげたりすることって滅多にないので、今まで困ったりはしませんでしたね」
「あれ、意外と人見知り?」
「そういう機会が無かっただけなんですけど、何ででしょうね」
「じゃあ、私、久しぶりの来客?」
「はい」
「寂しいなあ、もう。呼んでくれたら、来るよ?」
歓迎会のために購入したコンビニの果実酒を手に取る。
プルタブを引っ張るとカシュっと子気味良い音がした。
お互いのコップに注ぐ。
二人ともお酒はあまり強くなかった。
「ありがとうございます」
頭を下げる都築さん。
「それじゃあ、もっと寂しい二人だけの歓迎会しよ?」
「ええ」
ガラスが小さく鳴った。
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