本田未央「絶対に許さない」
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12: ◆Freege5emM[saga]
2016/11/03(木) 23:01:25.61 ID:5It74+0Mo

プロデューサーの宣言から、しばらく経っていた。

「んっ……く、うっ……んんっ……!」

未央は、相変わらず枕を顔に押し付けながら、
四つん這いで秘所をプロデューサーの手に委ねていた。

しかし、未央の呼吸が荒くなっているのは、枕に押し付けられていても分かるほどであった。
ボトムの生地も、撮影であれば確実にNGとなるほど濡れて色が変わっていた。

プロデューサーの指の一本を鼠径部に当てられながら、
もう一本別の指でクリトリスを布越しに撫でられた瞬間、
未央はプロデューサーの企みを察し――憤慨して顔を上げそうになった。

「この筋の反射を誤魔化すのは、厳しいと思うぞ」

(ず、ズルいっ……プロデューサー相手にこれじゃ、私の、丸わかりじゃないっ……)

プロデューサーが愛撫し、快楽が走ると、それが鼠径部に伝うのを、未央はどうしても止められない。
その僅かな気配でも、未央と何度も体を重ねたプロデューサーが“良い”と感じ取るのは十分だった。

(っ……はっ、うっ……そ、ソコ、そんな、触られ方……っ)

プロデューサーは、自分の感触が正しいか確かめるように、
未央にいい具合を見抜いていると言い聞かせるように、まだぬるい未央の秘所を撫でた。
まだ盛り上がっていないクリトリスの周りを指で囲んだ。

未央の体が快楽の兆しを告げると、プロデューサーの指は目ざとく調子を合わせた。

(わ、私の、感じるしかたで、釘付けに、されてっ)

未央はプロデューサーの手管に反応すまいと思っていたが、それはすぐに崩された。
相手にウソが見抜かれていると知っていて、なおウソを貫くことが困難なように、
相手に快楽が筒抜けと知らされて、感じていないフリなど未央には無理だった。

(ぷ、プロデューサーの、ゆび、だめ、だめっ、いいように、されてっ)

「あっ――うっぅうっ……!」

プロデューサーの指が、未央の下腹側からビキニの下に滑り込んだ。
未央はもう自分の感覚を見せつけるように、鼠径部どころか尻や腿まで震わせて息を吐いた。

(直接――アソコ、プロデューサーの指で、触られて――っ)



「上から指で擦ってただけなのに、もう……準備ができちゃったか」
「準備……って」

黙ってひたすら指を動かしていたプロデューサーの息も、荒くなっていた。
それを聞いて、未央は枕から顔を上げた。

「四つん這いの女豹のポーズは、男に後ろから突っ込めって誘うのが目的だ」
「知ってるけど、さ」

「例えば、未央に水着でこのポーズさせたとして、それを見た男どもは……
 未央に後ろから突っ込みたいってみんな思うわけだよ」
「……いきなりなんなの」

未央は苛立ちを露わにした。一瞬の後、未央はそんな自分に驚いた。
苛立ったのは、プロデューサーが突然妙な口上を並べたせい。
期待したとおりのことをしてくれないせいだ。

(私が、期待したことは……)



「それを知ってて未央は、こんなポーズで、カメラの前でアイドルとして表情作れるのか?」

未央はその光景を想像した。

「……分かんないや」

その想像がとても些細なことに思えて、未央はお茶を濁した。

「プロデューサーがしてくれたら、分かるかも、ね」



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