33:名無しNIPPER[saga]
2016/11/19(土) 17:58:03.29 ID:56PYB9g50
ずぶ、ずぶと、肉を掻いて、剛直が杭の様に私の中心を突き進み、ほぐし、溶かしてゆきます。
もう二度と、抜けることがないのではというほど。
今放った種を、必ず、私と結ばせようとしているのかと思うほど。
――その妄想が更に私を追い立てました。
絶頂覚めやらぬまま、縋るように、口づけました。
クラリス「――あ、あー、あっ、んあちゅっ、れろむちゅっ、ぷふ……ぁ」
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許されぬ恋と自覚しておりました。
全ての切っ掛けも、血の様に赤い葡萄酒でした。
私から口付けたことも覚えています。
欲するままに求め、求められるままに与えました。
貴方と同じベッドの上で朝を迎え、私はきっと青い顔をしていました。
甘美なる夢から醒め、押し寄せたのは、姦淫を犯したという自覚。
もはや、誰の前に立つにも私は相応しくない。
そんな私に、貴方は、自分が手篭めにしたのだと、そう仰いました。
初めからそのつもりで私を泥酔させ、禁忌と知りながら、無理矢理貞操を奪ったのだと、露悪的に語りました。
言外に、私に罪はないとでも言いたいかのようでした。
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