100:テスト ◆71vVbFpf.c[saga]
2016/12/08(木) 14:23:02.20 ID:FHQvacEn0
秋口になるまでに、うちの部署では大きな仕事が待っていた。
つまり、今後の短期計画〜中期計画において、商品やサービスの見直しを迫る。
簡単に言えば、売れ筋や金のなるものは残し、不採算のものは切る。
各分野においてのシェア分析もする。
シェアが高くても、赤字な製品もある。
逆にニッチな需要があれば、少数でも利益が出る。
ただ、利益率が高くても、販売数が少なければわが社の屋台骨を支えることはできない。
ある程度不採算でも必要な分野は存在する。
そんなさまざまな製品・サービスを分析し、どれを残すか考える。
また、新たな分野はないのか模索する。
各部署から提案・発売されたものに対して、予測を立て、短期計画に上乗せする。
こうして取りまとめ、経営陣に報告する。
もちろん、その場には他部署の取締役クラスも参加し、また調整し・・を繰り返す。
最終的にまた取りまとめ、販促部・広報部から世間に情報がリリースされる。
その情報をもとに、株価は左右されるし、情報リリース直後は問い合わせが殺到する。
沢村「今回は、お前の慎重さのおかげで、世間からの信用度は上がったな。」
僕「それに気づいたのは沢村さんだし、確固たるソースを用意したのは伊藤さんですよ。」
沢村「まあ、そうだな。それでも、それからの出先・営業所からの対応は迅速だったよ。あれは他の会社じゃ無理だろうな。」
ある競合他社が、法改正に絡んだ事案で、先延ばしもしくはごまかしを図った。そして、それが公的機関によってバレた。
当社は、沢村さんや伊藤さんが、部長とタッグを組んで、積極的に前面に押し出した。
そのバックアップは僕がした。沢村さんはもっと華のある内容にしたかったようだが、僕が反対した。
法改正に絡んだ事案なら、僕が一番精通している。沢村さんも折れ、堅実なプランを進めた。
その甲斐あってか、たまたま公的機関のサンプリングに抜擢され、当社の事案が理想モデルとして採用された。
その事案は、その後軌道に乗り、一部は特許化され、登録者名はなぜか僕になっていた。
激動な社会情勢の中、ひとまずの激務は、いったん終了した。
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