彼女達との思い出
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127:テスト ◆71vVbFpf.c[saga]
2016/12/12(月) 22:53:41.82 ID:IV3lvoqA0
<ピンポーン>

年末年始の休みが終わる。この日は最終日。
僕は、インターホンを押した。

沢村「はいー。なんだ竜也か。どうした?入れよ。」
僕「すみません突然に。お邪魔します。」

僕は、同じマンションにいる沢村さんに、思うところがあって話をしに来た。
沢村さんの部屋は、同じマンションとは思えない。

壁には自作の棚がはりつけてあり、ネクタイがショップのように陳列してある。
バーカウンターも用意されている。脇には高価な洋酒が何本も置いてあった。

手慣れた手つきで、ショートカクテルを入れてくれた。
僕「いただきます。あ、これどうぞ。」

僕は、手土産に、スキー場の帰りにお土産として買った、新鮮なチーズを取り出した。

沢村「お、いいね。じゃあ俺は白にしよう。確か、辛い奴が一本あったはず。」

そういうと、沢村さんはワインセラーから白ワインを持ってきて、開けた。

僕「この部屋って、すごいですよね。もてなす感が。」
沢村「そりゃそうさ。この印象で、ここに来た子が股を開いてくれるかどうかが決まるからな。」
僕「たぶんですけど、この部屋に来た時点で、相手は開く気満々だと思います。」
沢村「いやいや。違う違う。それは初心者の考えだ。まずは、気軽に誘う。そして、気軽に返す。」
僕「はぁ。」
沢村「俺の家は、誰でも、気軽に入れる。そういうイメージが大事だ。そして、敷居を下げるんだ。」
僕「さすが・・・経験者は語りますね・・」
沢村「蟻地獄の世に・・・ウヒヒ・・・ちょっと・・ウへへ・・足を入れたら・・ヒャヒャ・・・」
僕「・・・帰ろうかな・・」

沢村「まあいい。で、何の話があるんだ?」
僕「単刀直入に聞いていいですか。」
沢村「おう。」


僕「商品開発部に、沢村さんの下僕っています?」
沢村「・・・おいおいww 人聞き悪いこと言うなよww 俺は別に・・・」

僕の顔を見て、茶化すのをやめる
沢村「意図が分からない。」
僕「そうですよね・・・詳しくは言えないのですけれど・・・商品開発部の、蛇野郎という人の弱みが握りたいんです。」

沢村「蛇野郎さんか。知ってる人だな。俺の大学の先輩だ。」
僕「で、どうですか。商品開発部の内情にに詳そうな『お局様』経由で、蛇野郎さんの弱みが握れないかな、と考えたんですが。」

沢村「ふむ。答えはYesだ。だが、俺にものを頼むんだ。『詳しくは言えない』じゃあ話にならん。」
僕「ですよね・・・詳細までは言いません。僕の言葉のニュアンスで察してください。さらっと話します。協力お願いできませんか。」

僕は、少しぼやかして話した。

沢村「だいたいわかった。簡単に言うと、竜也の同期の子が蛇野郎さんにセクハラを受けてるから、撃退してほしいってことだな。でも、同期の子はそれを周りに知られたくないと。」

僕「・・・察しが良すぎます。沢村さん・・・」
沢村「お前が嘘つくのが下手なんだよ。しかし許せんな。セクハラなんてまかり通る時代じゃない。今後、世の中はもっとそういう問題に対して厳しくなる。今のうちに芽を摘んでおいた方がいいかもな。」
僕「しかし、僕たちでは限度があります。」

沢村「ふん。任せておけよ。弱みを握る?探す?面倒だな。弱みなんて作っちゃえばいいんだよ。」
僕「・・・どうやってですか?」

沢村「蛇野郎さん、これから2週間くらい出張じゃないか?」
僕「はい。そういってました。何で知ってるんですか?」
沢村「ああ・・・お前の考えはビンゴだよ。確かに、商品開発部に、俺の『下僕』の一人がいる。俺の言うことならだいたい聞くだろうな。」
僕「こわっ。」
沢村「その下僕が、これから2週間出張って言ってたんだよ。同じ部署の気持ち悪い男の先輩と一緒だって言ってた。きっとそれが蛇野郎さんかなと思ったんだよ。」



僕はひょっとしたら、とんでもないお願いを、沢村さんにしてしまったのかもしれない。




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