彼女達との思い出
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223:テスト ◆71vVbFpf.c[saga]
2016/12/22(木) 13:27:19.18 ID:u81WikAW0
堅「唐突だな。」
僕「うん。今日、決めた。」
堅「なぜ辞める?」
僕「うちの部署、なくなるんだってさ。もう、やる気も起きない。」

堅「辞めて、どうする?」
僕「まだ決めてない。」
堅「せめて、次の就職先をきめてからやめなよ。」
僕「正直、そんな暇はない。2月いっぱいまで働いて、3月はたまりにたまった有給休暇消化して、リフレッシュしてから適当に考える。」
堅「・・・戻ってくるのか?」
僕「ああ。そのつもり。この地域に未練はない。」

僕は、退職願を書き、翌週に提出した。

課長「・・・まあ、そうなるわな。」
僕「すみません。もう、仕事への情熱が、限界です。2月までは、しっかり働いて引き継ぎをします。」
課長「引き継ぎはいいよ。2月までに終わりそうな案件だけ処理してくれ。それ以上長引きそうな案件は引き受けないでいいから。」
僕「わかりました。ご迷惑をおかけします。」

僕は、2月いっぱいまで、通常通り働いた。
誰もが、僕の顔色を伺っているのが分かる。誰もが、僕を軽視していくのが分かる。
「あいつは、どうせやめる奴だから」
そんな雰囲気があった。

菜々子さん「そういうことだったんですね・・・地元に戻られるんですか?」
僕「そのつもりです。隠していて申し訳なかったです。」
菜々子さん「・・・・いいえ。未練がましくてすみません。もう・・・会えないんですね・・・」
僕「はい。会えません。」
きっぱりと言った。

靖子さん「はー。どんどん、いい人が去っていきます。沢村さんもそうだった。」
僕「沢村さんは、引き抜きです。僕は、過労ですw」
靖子さん「体は大事ですから、ゆっくり静養なさってください。」
僕「ありがとうございます。・・・靖子さんには、本当に助けられました。」
本音だった。

鈴木「お前は本当に成長したよ。入ってきた頃は、こいつは使えないと思ってた。」
僕「成長しましたか?自分ではよくわからないです。」
鈴木「ああ。お前がいなくなるってことは、俺の右腕と右足を奪われるくらいのダメージだよ。」
僕「・・・買いかぶりすぎですよ。」
鈴木「本音だよ。寂しくなるな。」
僕「鈴木さんにはお世話になりっぱなしでした。ありがとうございました。」

河村「よー。今日で最終か?」
僕「はい。」
河村「お前の送別会だから、ちゃんと顔出せよw」
僕「当たり前ですw朝までお供しますよw」
河村「俺は明日も会社だろw」
僕「知りませんw」

送別会は、部署を挙げての、大きなものだった。
沢村さんも駆けつけてくれた。
ルイ君もいた。

沢村「久しぶりだな。」
僕「お久しぶりです。わざわざいらしたんですか?」
沢村「まあな。でもまあこっちに彼女もいるし、そのついでだ」
僕「ええ・・・」
沢村「地元の彼女とは別れた。今の本命は、こっちの彼女だ。」
僕「ええ・・・」
沢村「お互い愛し合ってるのに、別れるってつらいよな・・・」
僕「ええ・・・」

ルイ君「・・・駆けつけました。」
僕「律儀だなぁルイ君は。どう?元気にやってる?」
ルイ君「順調です。本当に、藤原さんが教えてくれたことが、すべて自分の役に立つことばかりで・・・」
僕「それは言いすぎだよ。・・・元気でな。僕みたいに燃え尽きないようにね。」
ルイ君「・・・はい。あの・・・」
僕「うん?」
ルイ「僕、藤原さんを追いかけて頑張ってきました。・・・寂しいです・・・」
僕「・・・ありがとう。」





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