彼女達との思い出
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246:テスト ◆71vVbFpf.c[saga]
2016/12/24(土) 10:36:32.28 ID:qkwP/u6z0
僕「・・・以上で、今回一連の不手際に関する当社の対策と、今後の展望の説明を終了させていただきます。本件におきまして、貴社様には多大なご迷惑をおかけいたしました。社員一同これからも頑張ってまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。」

僕はプレゼンを終え、静かに席に着いた。

顧客「・・・誠意は確かに承りました。本当にこの通りやっていただけるなら、今後も取引させていただきます。今日はご足労いただいてありがとうございました。」
僕「こちらこそ、貴重なお時間を弊社のために用意していただきまして、ありがとうございました。」


市村「だーから言ったでしょう?うちの若いもんは、しっかりしてるから、ちゃんと対策するって。」
顧客「市村さんは信用できないし、話が通じないからねぇwいい子拾ったじゃない。わかったよ。藤原君に免じてこれ以上大事にしませんよ。それでいい?」
市村「ああ。またよろしく頼むよ。」
僕「ご迷惑おかけしてるのにその態度は・・・まったく!すみません。あとできつくお灸を据えておきます・・・」


市村「プレゼン上手だな。驚いた」
僕「あの程度なら楽勝ですよw」
市村「あの顧客も横柄だからな。まあ、痛み分けでもよかったんだが。

僕「相手に譲歩せず、かつ相手が気持ちよく引けたんだし、これで良かったんじゃないですか?」
市村「そうだな。今日はお疲れさん。今回は疲れたろ。3連休もあるし、間を公休にするから1週間くらい休んでいいぞ。」
僕「ふー。今回はお言葉に甘えますよ。静養します。」


顧客も市村さんも、今回は引くに引けない感じになっていて、僕が間に入った。
客観的に見ても、顧客側に落ち度がありそうだった案件だ。
若い頃なら徹底的にやりあったかもだが、もう、そんな歳でもなかった。痛み分け。いかにお互いが気持ちよく矛を収めるか。それに終始した。

上手く対処できて、思わぬ休暇を貰った。


朋美「いらっしゃい。」
僕「おじゃまします。わお。女の子のお部屋って感じだね。綺麗。うちと大違いだ。」

朋美「本当に来るんだねw」
僕「そりゃそうさw」

僕は、ちょっとしたおつまみと炭酸水そして花束をお土産に持参した。

朋美「ビールでいい?」
僕「いや、車で来てるんだ。」
朋美「じゃあ、飲んだら、帰れなくなるのね?w」
僕「ちゃんと帰るよ。今日は、来ることが目的だっただけだから。下手にあがいたりもしないよ。」

朋美「意外と誠実なのね。」
僕「当たり前だろう。」

朋美「あのね・・・私は、女性なの。わかる?」
僕「うん。」
朋美「男性じゃないの。男性と女性。正直、悔しいけれど、何をやったって、女性は男性に勝てないの。それは、私がよく知ってる。」
僕「・・・・続けて?」

朋美「いざとなったら、私はあなたに抵抗する力はないの。あなたには失うものがなくても、私は、いくら抵抗しても、失うものがあるの。」
僕「なるほど。その通りだと思う。」
朋美「私は、そういうギラギラした世界で、女として、戦ってるの。今日だって、あなたを自分の部屋に入れてる。これは私にとって、凄く危険なことなの。」
僕「まあ、そうなるね。たとえば、僕が朋美を今、力ずくで襲ったとしても、きっと、朋美は僕を訴えることができない。」

朋美「そう。私はあなたを夜に、部屋に入れた。それでいて「まさか襲われるなんて想像してませんでした」なんて言い訳は通用しないことくらい知ってる。」
僕「世の中のことをよく理解していらっしゃる。」

朋美「部屋に入れると決めた以上は、私は準備をしてるし、ある程度の覚悟はしてるってこと。忘れないでね。」
僕「OK。」

つまり、襲われてもいいようにイロイロ女性としての準備はしてるから、恥をかかせないでねと言ってるんだろう。

僕「せっかく来たんだし、いろいろお話も聞かせてよ。仕事の事とか、プライベートの事とか。」
朋美「そうね。ご飯まだでしょ?ご飯作るね。誰かに作るのって久しぶりだから緊張するな。」

僕「手伝うよ。」
朋美「横柄な人だから、料理できないと思った」
僕「上手ではないけれど、作るのは好きだよ。」

実際、朋美の料理の腕前は、僕よりも下だった。
毎日仕事をしてるんだろう。不慣れだろうとは想像していた。それでも、一生懸命に作ってくれた。

朋美「結構時間かかっちゃったけど、出来た!」
僕「美味しそう!」
朋美「お世辞でもうれしいな。じゃあいただきましょうか。」
僕「ああ。いただきます。」





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