272:テスト ◆71vVbFpf.c[saga]
2016/12/27(火) 11:07:48.94 ID:hIq90TnF0
たか子は現地語も勉強しているらしく、達者だった。
彼女と旦那さんは同じ会社出身で、結婚と同時に彼女が寿退社。現地の支社に派遣となり、彼女も着いてきた。
平日、基本は自由時間。休日も旦那さんと出かけることもなく、気ままに過ごしているという。
現地に一緒についていく条件として、自由にさせてほしいと言ったそうだ。
まあ、家はハウスキーパーが掃除してくれるし、ご飯も基本は作ってもらえる人がいる。やることがないのも当然だ。
たか子「貴重品だけは鍵付きの部屋に保管してる」
まあそうなるよね。
たか子「こっちでは、窃盗は当たり前。気を付けないとダメだよ。」
僕「何が盗まれるの?」
たか子「家から盗まれる物。3位は服」
僕「ええ・・」
たか子「2位は食事類。パンとかおかずとか」
僕「ええ・・」
たか子「1位は電気。配線が増えてないか気を付けないとね」
僕「ええ・・・」
彼女は、日本人が欲しいもので、安全なもののリスト(現地の商品名)と、売ってる場所も教えてくれた。
たか子「類似商品はたくさんあるし、お店の人も日本人だとわかると偽物売ろうとしたりするから気を付けて、あ、藤原君が持ってるそれ、偽物だよ。」
彼女とは、仕事のない平日や、予定のない休日に数回会った。
真希はあくまで仕事の付き合い優先だし、杏は現地事情を知るうえで必要だが信用していなかった。
だから、たか子という存在はありがたかった。
ただ、2回目、3回目と会うと、だんだん事情が変わってきた。
まあ、あれだ。想像の通りの展開が待っていた。
たか子「・・ねえ・・その、」
僕「・・ん?」
公共交通機関の指定席を取り、2人並んで座っていると、おもむろにたか子が肩を寄せてきた。
たか子「藤原君って・・・風俗店・・・行くの?」
僕「おいおいwなんだ欲求不満か?w」
たか子「答えてよw」
僕「お客さんには紹介されるんだけど、病気とか怖いしw」
たか子「だよねw」
たか子「でも、男子って楽だよね。欲求不満になったら、そうやって行くところがあるから。」
僕「んー。まあ、人によってはそうだねぇ。」
たか子「女の子は、そうは行かない。だから、私は・・・」
僕「・・・」
彼女は、僕の手を握ってきた。
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