283:テスト ◆71vVbFpf.c[saga]
2016/12/28(水) 11:08:07.54 ID:AnKKNe/N0
そのネトゲは、PvP(プレイヤー同士の戦闘・プレイヤーを一方的に〇スのも)上等。延々と生産活動するのも良し、というものだった。
サービス開始したてとはいえ、トップのプレイヤー達は凄かった。
開始と同時に発売された課金武器や課金防具を買い、課金の経験値アップアイテムを買い、実装エリアをすぐクリアした。
僕はPCゲー自体初めてだったので、とりあえず生産に励んだ。付加効果のアイテムとか、防具や武器を作っていた。
道具を作る時には、いろいろなアイテムがいる。そのアイテムは、敵を倒したり、木を切ったり、畑を耕したりすると手に入る。
アイテムを加工して、別のアイテムを作る。作ったアイテムを組み合わせて加工して、また別のアイテムにする。
この繰り返しで、ようやく防具や武器ができる。何回も作るとレベルが上がって、成功率上昇やもっといいアイテムが作れるようになる。
また、特に武器はレアアイテムを組み合わせないと作れないものが多く、そのレアアイテムは敵を倒さないと手に入らない。
レアアイテムを落とす敵は、当然人気の狩場になるわけで、その狩場を巡ってプレイヤー同士の争いが起きる。なにせ、順番待ちなどない。
一応、同じ勢力同士は争えず、敵対勢力だと戦える仕様ではあったけれど、皆、複数のアカウントを持っていて、狩場を奪いたいときは敵対勢力のアカウントで襲いに行くから同じだ。
僕も当初はよく襲われたが、慣れてくると、撃退できるようになった。
また、武器ばっかり作っていたら、最大クランに入れてもらえた。それにより、レアアイテムの狩場を守ってもらえたり、代わりに武器作成の代行をしたりするようになった。
クランでは、ネット電話(スカイプ:以下スカ)でやり取りするのが当たり前。いちいちチャットは打たない。
リーダー「お疲れ様ー」
僕「お疲れ。まだ狩りの最中。」
リーダー「成果はどうです?」
僕「今日は2個も拾えましたよ。」
リーダー「凄いですねw」
狩り用キャラでレアアイテムを拾い、会社支給のPCで普通の生産活動をし、武器作成用キャラで武器を作る。習熟度の高いキャラが武器を作ると、数%の確率でボーナス付きの武器が作られる。これは非常に価値が高く、高値で取引される。というか、出回らない。課金武器よりはるかに高性能だからだ。
皆、レベル上げや対戦に熱中していたため、僕のような存在は重宝された。
僕はいつしか、そのネトゲで最も優れた武器職人になっていた。
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