295:テスト ◆71vVbFpf.c[saga]
2017/01/06(金) 13:20:50.90 ID:tuYsB/OP0
僕は生中。ユミはレモンハイを注文した。
ユミ「ここの砂肝、超美味しい!」
僕「オヤジかよ」
ユミ「オヤジの店をチョイスした竜也さんのせいです!」
僕「でも美味いだろ?僕も好きだよこのお店。皮の美味い店はだいたい美味い。あ、生中おかわり。」
ユミ「ペース早い!」
僕「焼き鳥なんだからしょうがないよ!」
ユミは上機嫌だった。
妹がいて、その子もネトゲしかしていなかったが、最近コンビニでバイトを始めたこと。
そして、僕がきっかけで働き出せて感謝していることも。
ユミ「私、ネトゲ大好きです!でも、最近、仕事も楽しくなってきました。痩せたら、周りの目がどんどん変わって行って・・毎日が楽しいんです!」
僕「そうかそうか。生まれ持った物は代えられないけれど、その笑顔が、少しでも多くの人に見せられるように願ってるよ。」
ユミ「・・・本当に、ありがとうございました。竜也さんのおかげです。」
僕「んなことはないよ。僕が言わなくても、きっと立ち直ってたよ。」
ユミ「・・・そんなことないですよ。このネトゲをやる前も、いくつもネトゲをプレイしてました。みんな、仕事したら負けだとか、世の中腐ってるとか、そう言ってました。わたしもそう思ってましたし。」
僕「世の中、上を見ても下を見ても、上には上がいる。下には下がいる。比較し出したらキリがないよ。ユミは、努力の大切さを知ってる人だよ。大丈夫。ネトゲ好きだって、ちゃんと働けるし、お金の大事さもわかってるし、きちんと社会復帰できるよ。」
飲み過ぎたようだ。
その日のビールは、なんだかいつもより美味しく感じられた。
ユミ「どうしよう。酔っ払っちゃった!」
僕「ちゃんと荷物持って帰ってよ?忘れないでよ?」
ユミ「分かってます!心配なら送って行ってください!」
僕「拒否!ちゃんと帰るように!」
ユミ「はい!・・・あの・・」
僕「ん?」
ユミ「また、スカしていいですよね?」
僕「ああ。もちろん。今日は楽しかったよ。」
ユミ「・・・私も。」
人の少ない、地下街の隅。
ユミは、思い切ったように、僕の手をぎゅっと握った。
ユミ「・・め、迷惑かもですけど・・また。。何かの時に会ってくれたり。。いいですか?」
僕「ん?お互い暇な時ならいいよ?」
ユミ「!あ・・はい・・そうですよね!いいですよね。ありがとうございます。じゃ、じゃあおやすみなさい!」
ユミはそう言うと、ダッシュで帰って行った。
僕「・・・若いねぇ・・」
僕はその足で、夜の街へ行く。
若い子は、何もかもが眩しい。
僕には、眩しすぎる。
この、夜の暗さが、ちょうどいい。
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