346:テスト ◆71vVbFpf.c[saga]
2017/01/15(日) 01:27:47.40 ID:55n5oBot0
そのバーがお休みの日、僕と智子は、ドライブに出かけた。
智子は、終始上機嫌だった。
子供のように、はしゃいでいた。
僕の車には、堅や絵里奈の子供が乗った時に退屈しないよう、ぬいぐるみが隠してあるが、それを見つけ出し、パペットのように操っていた。
もし、自分が家庭を持って、子供が生まれたら、こんな風に、奥さんがあやしてくれたりするのかな。
その先にる、奥さんは、智子なのか?
違う。直感的に思う。
やっぱり、僕にとって、彼女はお気に入りのバーの店員さんであり、僕は彼女が好きなんじゃなく、そのバーの店員さんが好きなのだ。
帰り際、地元に戻って、車を僕の駐車場に止める。そのまま、タクシーで近くの焼肉屋さんへ。
僕「乾杯!やっぱビールだね!」
智子「あー!一杯目がおいしい!」
2人で、焼き肉を奪い合う。
楽しい。美味しい。
子供が生まれて、みんなで焼き肉に行って、こうやって肉を奪い合って、はしゃぐ。
その時に、僕の向かい側に座っているのは、智子なのか?
やっぱり、ちがう。
智子「ごちそうさまでした。」
僕「ごちそうさまでした。」
街を、少し歩いた。
腕が絡んでくる。
智子「・・・ねえ。」
僕「うん?」
智子「このマンション。」
僕「うん。どうしたの?」
智子「私、ここに住んでるの。・・・・上がっていってよ」
僕「・・・ああ。わかった。」
僕はまた、一人、女性を傷つけた。
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