418:テスト ◆71vVbFpf.c[saga]
2017/01/23(月) 01:34:02.20 ID:+6bwensu0
僕「じゃあ、何だったら飼ってもいいんですか?」
管理会社「んー、・・・亀?」
僕は、携帯電話を切った。
話は社会人になって二年目、涼子と出会う前に遡る。
僕は優子と別れ、ほぼ仕事関係以外に趣味もなく、帰宅後にすることと言えばメールとネットくらいのものだった。
河村「こいつが、可愛いんだよ!」
河村さんは、自宅で飼っているウェルシュコーギーの魅力について熱く語る。
僕「でも動物飼うのって大変じゃないですか?」
河村「まあ、犬だと散歩もしなくちゃいけないし、一人暮らしでしかもマンションじゃあ難しいだろうな。だが、何かを飼うのは心を豊かにすると思うぞ。」
僕「僕には理解できない趣味ですね。」
言葉と裏腹に、僕は、ネットサーフィンでペットを検索する。
実家には猫がいる。いるというか、住み着いている。
人懐っこく、とてもかわいい。
賛否両論あるだろうが、下町である実家の地域には、いろいろな家に勝手に出入りする猫が数匹いた。
誰かが適当にえさをやり、どこかの家で適当に寝る。それが猫だった。
僕「ふむ・・猫は無理だな。この土地じゃあ家猫にするしかない。不憫だ。」
爬虫類・・・は、手入れが楽なようだけれど・・・何か違う。
熱帯魚には憧れるけれど、水の管理が大変そうだ。
ふと、とあるペットに目が留まる。
「ウサギ」
僕は、兎のペットというものに興味がわいた。
種類によっては、マンションでも問題なく飼えるレベルの大きさ・ニオイだという。
僕は数週間かけ、種類や飼育方法・実際飼育する際の初期投資や維持費などを計算した。
問題ない。飼育できる。
さらに、ホームセンターやブリーダーも検索。めぼしい個体も絞り込んでいた。
最終確認で、管理会社に兎の飼育許可を取ろうとした。
そして、拒否された。
僕「ペット不可の物件ではないですよね?」
管理会社「ええ。そうですが・・・基本的にはご遠慮願ってるんです。」
僕「それって矛盾してると思うのですが。ウサギですよ?ウサギというのは個体によってはマンションでも問題なく飼育できます。」
管理会社「そういわれましても。ウサギを飼育するという前例はありませんし・・・」
僕「じゃあ、何だったら飼ってもいいんですか?」
管理会社「んー、・・・亀?」
僕の兎飼育計画は挫折した。
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