54:テスト ◆71vVbFpf.c[saga]
2016/12/05(月) 02:19:19.04 ID:lKUJzLuG0
追い出し会の帰り道、送ってくれたのは、祐希だった。
祐希「飲み過ぎだよ・・・」
僕「しょうがないだろ・・・おええ・・気持ち悪い・・・」
ベンチにもたれる。
祐希「ほら。お茶。」
僕「ありがとう・・・」
お茶を飲むが、味なんてわからない。
胃を洗浄する程度のものだ。
僕「・・・ああダメだトイレ」
そのまま胃の中のものを公衆トイレに流し込む。
ベンチまで戻り、お茶をまた飲む。
僕「気持ち・・・悪い・・・」
もう歩けない。
祐希「はぁ・・あのねぇ。私だってたくさん飲んだよ?それでも、節度を持って・・」
僕「はいはいスミマセンデシタもういいでしょ文句があるなら帰ってください。」
気まずい雰囲気というよりかは、お母さんと子供に近い雰囲気。
祐希「あなたを放っておけないでしょう・・これでも・・・」
僕「何よ。これでもって。」
これでも、あなたのファンクラブなのよ?ってか・
祐希「これでも・・・その。。。初めて好きになった人なんだから・・・」
えっ。
僕が・・
初めて好きになった人?
祐希は、小・中・高と女子学校に通っていたのは聞いたことがある。
そうか。今まで男子との接点がなかったのか・・・
僕「・・・まあ、ファンクラブに入ってくれたくらいだからね・・・」
祐希「栞里ちゃんが、本当はうらやましかった。だから、嫌がらせもしたことがあるわ。」
それは知っている。
祐希「さっきだって、可奈子ちゃんに嫉妬してた。」
僕「振っちゃったけどね」
祐希「そうだけど・・私には、今まで、そんな勇気がなかったもの・・」
僕「・・・」
祐希は、泣いていた。
僕「え・・おい・・・えと・・」
祐希「私、知ってる。優子ちゃんとも付き合ってるんでしょう。私・・・私・・・」
僕は、正直、祐希のことは苦手だ。でも、泣かれると、弱い。
そりゃあまあ、祐希は美人だし、僕ら同級生の中でも、人気はある。
体系のことを今までふれなかったが、実は色白でグラマラスだ。
そんな子に好意を持たれるのは、嬉しい。
でも・・・
僕「祐希は、どちらかというと、僕からすると、うーん。気の合う友人としか見れないよ・・・」
祐希「それも・・・わかってる。」
祐希は、泣きながら、身を預けてきた。
僕は、そっと、抱きしめた。
祐希「ありがとう。。。嬉しい。。。私は・・・これで・・満足。」
祐希はこれから、親元を離れ、県外に就職する。バリバリのキャリアウーマンになって、僕を見返すらしい。
それでいい。
こうして僕の、充実したサークルの出来事は、終わりを告げる。
これから僕も、県外に出て、就職する。
優子とも、遠距離恋愛をするつもりはなかった。
友人も恋人も。何もかも一新して再スタートだ。
僕は前しか見ていなかった。
だから、これから社会人になって起こる、自分の心境の変化には、心底驚かされた。
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