53:テスト ◆71vVbFpf.c[saga]
2016/12/05(月) 00:19:31.28 ID:lKUJzLuG0
卒業飲み会。別名、追い出し会。
追い出し会において、主役は僕たちだ。
主催者は、後輩。
後輩の進行のもと、追い出し会が進む。
余興が始まり、僕のファンクラブ解散式なるものが始まった。
全員と祝杯を。それぞれに交わす。
10人以上いたので、10杯以上、飲んだ。
最後に、ファンクラブによる、僕の競売が始まった。
追い出し会終了時間まで、僕を好きにできる権利だそうだ。
最初は、1円からスタート。
最終的に、優子は100円。祐希は自分のストッキング。可奈子がデコピン2発となり、その中から僕が選ぶことになった。
僕は、可奈子を選んだ。
可奈子は、いい悪いは別にしても、本当に真面目にサークル活動をし、僕にも良くしてくれた。感謝の意味を込めた。
あまり直接は話をしたことがなかった。
可奈子は、泣きながら、僕の隣に座った。
可奈子「私、本当に、先輩にはお世話になりました・・・寂しいです・・・」
僕「何言ってんだ。可奈子なら、もう十分に立派な先輩じゃないか。このサークルだって、お前なしじゃ回らない。今まで本当にありがとう。」
可奈子「そう言ってもらえて・・・嬉しいです(涙)」
僕「あ、ごめん。ちょっとトイレ。」
そう言って席を立つと、可奈子も席を立った。
可奈子「私もお供します!」
僕「あほかw座ってろよww」
可奈子「追い出し会が終わるまでは、先輩は私のものです!逃しませんよ!」
どさくさに紛れて、可奈子は僕の腕に絡みつく。
追い出し会の観衆から、熱い声援が飛ぶ。
「可奈子ー!!いけー!!押し倒せー!!」
「今日こそ思いを遂げるんだ!!」
「隣の個室、空いてるから使っていいぞ!!」
可奈子は、隣の個室に僕を連れていき、鍵をかけた。
外からは、黄色い声援が飛んでいる。
僕「あの・・トイレに行きたいんですけど・・・」
可奈子「わかってますってw」
可奈子はにっこり笑うと、目を閉じて、僕に顔を近づけてきた。
その眼には、涙が。
可奈子は、笑いながら、泣いていた。
僕は、そっと、すこしだけ、キスをした。
可奈子のにこやかな笑顔は、次第に、くしゃくしゃな泣き顔になった。
可奈子「先輩・・・ずっと・・・本当に・・・大好きでした・・・」
汚い泣き顔だった。でも、とても、綺麗に見えた。
僕「ありがとう・・・その気持ちには答えられないけれど。可奈子に出会えて、本当に良かったと思ってる。ありがとう。ありがとう・・・」
少しの間だけ、抱きしめる。
と、可奈子は、僕から離れ、個室のカギを外し、外へ出た。
可奈子「皆さん、わたくし、可奈子は、たった今、先輩に告白して、見事に振られました!!えへへへ!!今日は飲むぞーwww!!」
ぐしゃぐしゃの泣き顔のまま、可奈子は笑って、ビールの入ったコップを飲み干した。
「「「ええええ!!」」」
「うわ、お前最低だなwww」
「お前、ちゃんと責任とれよwww飲めやww」
そんなこんなで、さらに飲まされた。
オークションの途中から冷ややかな視線を送っていた優子も、それを見て安心したのか、僕にビールの入ったコップを押し付けて
「ほらほらwwwのめのめwww」
と煽ってきた。
可奈子、ありがとう。
今でも、つらいことがあった時、あの頃のバカ騒ぎを思い出して、元気をもらっているよ。
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