彼女達との思い出
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57:テスト ◆71vVbFpf.c[saga]
2016/12/05(月) 11:22:19.87 ID:4rIlbJtc0
卒業し、就職先の手配したアパートに引っ越すまでの間、春休み中の優子と頻繁に出かけた。
そして、体を重ねた。また、他の友達とも出かけた。

絵里奈とも、何度かデートした。
でも、絵里奈とは手をつないで出歩き、帰り際にキスをするだけ。
それ以上は踏み込まなかったし、踏み込む隙もなかった。

そんな日が続き、とうとう、引っ越す日が来た。
優子「これから頑張ってね。」
僕「ああ。また一からやりなおしだ。向こうでも頑張るよ。」

お互い、ドライだ。
だから、直前まで、お互い、これから訪れるであろう解放感を待ちわびていた。

某駅の新幹線改札口。
最終便があと10分で行ってしまう。

僕「じゃあな。着いたらたぶん連絡するわ。」
優子「うん。別にいらないよ。」
僕「そうか。元気でな。」



僕は、ふいに後ろを向き、改札口を通り、一気に階段を駆け上がった。
僕は、泣いていた。


少しだけ、振り返った。
優子は、改札口の前で、座り込んで、俯いて泣いていた。


どうしてかはわからない。
今まで身近だったものが、急になくなる喪失感。

ああ、僕は、優子から離れるんだ。
そして、優子は、僕の就職先のことも碌に教えられず、僕から離されたんだ。
そのことに、たった今、気づいた。

あふれる涙。
あんなに喧嘩したのに、あんなに煩わしかったのに、正直、体だけが目当てだったのに、
その瞬間、僕は、大切なものを失うという意味を、知った。




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