【結城友奈は】 樹「失って得た掛け替えのない一日」 【勇者である】
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8:名無しNIPPER[saga]
2016/12/07(水) 23:59:02.41 ID:+ZLyjhrVo

「…………」

夏凜さんの隣を歩く。それだけで私的にはちょっぴりな幸せ

でも、夏凜さんは私とは逆の方向を見たままで

普段は長いような短いような廊下や階段はあっという間に過ぎていく

お姉ちゃんのクラス、3年生は二階

夏凜さん達二年生のクラスは三階

そして、私、一年生のクラスは四階にある

途中まで一緒となると、どうしても夏凜さんとは先にお別れになってしまう

並んで歩く間黙り込んだままだった夏凜さんは

3階につくと、あっと声を漏らして私を見る

「その、いつ――」

「あーっ、樹ちゃん!」

夏凜さんの声はそんな大きな声に遮られて

私と夏凜さんの目がその声の元に向くと

友奈さんが手を振っていて

そのすぐそばで東郷先輩と園子さんが

笑顔で向かい合って何かを言うと、私達に目を向けて小さく手を振る


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