【結城友奈は】 樹「失って得た掛け替えのない一日」 【勇者である】
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9:名無しNIPPER[saga]
2016/12/07(水) 23:59:28.29 ID:+ZLyjhrVo

「もう、友奈ちゃんったら急に大声で呼ぶんだから」

「勇者部のプリンセスにちゅうもーっく! って感じだったね〜」

近づいてきた東郷先輩たちは

困ったように笑いながら言って、原因の友奈さんは「えへへっごめんね」と

私達の先輩とは思えないような無邪気な笑顔を見せる

先輩なのに、先輩らしくない笑顔

でも、時々見せる先輩らしさが、私は好きです

そんな告白を心の中でしながら、おはようございます。頭を下げる

「おはよう樹ちゃんっ、お誕生日おめでとうっ!」

友奈さんはそう言いながら、むぎゅーっと抱き着いてきて

「おめでとう、樹ちゃん。友奈ちゃんと同い年ね」

「本当だ〜、ゆーゆといっつんクラスメイトだったかもしれないんだよね〜」

「樹ちゃんとクラスメイトかぁ」

想像できないなぁという友奈さんだけど

でも、そうだったとしてもきっと楽しかったかもしれないねと友奈さんは言って

それなら、私はお姉ちゃんや東郷先輩たちが卒業しちゃっても

一人で取り残されることはなかったのになぁと、ふと。思って

そんな寂しくなった気持ちを慰めるように

「い、樹ッ」

緊張した声が真横から聞こえた

「えっと、おめでと……誕生日」

自分の誕生日でさえ、どんなふうにしたらいいのか分からないと言ってた夏凜さんは

少し迫るような言い方だったけど、お祝いしてくれた


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