ヒーローとその姉(オリジナル百合)
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62: ◆/BueNLs5lw[saga]
2017/01/09(月) 19:06:29.57 ID:hbVB15e3O
わんわん泣くちあきさんを私の部屋にもう一度連れ帰るのは苦労した。
橋を見かけたら飛び込もうとするし、線路を見かけたら立ち止まるし。
それはそれは大変だった。
それはもう、私の中の年上女性観がどんどん切り崩されていくくらいには。

お風呂に入って、ベッドの端でミイラみたいにシーツに包まって動かない彼女に、

「ココア飲む?」

と尋ねる。
音もなく、体を揺らした。
お湯をコポコポコップに注ぐ。
かき混ぜて、机の上に置いた。

「ちあきさん、できたよ」

無言。
私はテレビをつける。
見たいドラマの時間だったから。
一匹狼の医者の話。
ずずっとココアをすする。
オープニングが流れ始める。

「絵ちゃん」

「うーん?」

くぐもったちあきさんの声。

「ごめんなさい……」

ひろ君に叱られただけで、この有様。


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