【R-18】殺戮の魔女「何の為かなんて聞かないで」【時折安価&あんこ】
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30:名無しNIPPER[saga]
2017/01/18(水) 10:35:33.86 ID:ezCICro0o

だが、笑ってしまうだろう。

彼女はそうではなかった。

頻繁に何処の誰とも知らぬ男と、私が仕事に出ている間に逢瀬を繰り返していたのだ。


それに気付いたのが半年前。

齢二十九の暖かな季節になろうという時期だった。


私は愚かだ、決して家庭を顧みない事はしなかったが暮らしを安定させる為には働くしかなかった。

その結果、妻は子育てで苦労する事は無かったかもしれないが、寂しさを覚えてしまった。

人を騙して蜜を吸う快楽を覚えてしまった。

子供……私の娘はそれを知っていた。

家に妻は何度も入れていたのだ、他の男を。


しかし娘は余りにも心優しかった。

私が不甲斐ないばかりに少女は、悩みを月に一度だけ村に来る花売りの女にしか話せなかったのだから。

どれだけの不安があったのか。

私以外の男と逢瀬を繰り返す母親をどう思っていたのか。


私は激昂しかけた頭を瞬時に冷やして、男と交わしていた手紙を突き付けながら妻と話をした。


それが半年前。


今までと変わらぬ日常に戻ったものの、抜け殻の様な人生になってしまった私の話だ。




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