76:名無しNIPPER[saga]
2017/01/09(月) 22:19:44.64 ID:Fc8VIDZwo
飛鳥「あの……おじさん……」
おじさんは何やら警戒しているようだ。当然のことだと思う。
今の時代は落し物を拾っただけで痴漢だと騒がれてしまったり、果ては『不審者情報』だなんてさらし者になる。
人は孤独だ。なんていうのはボクの持論だけれど。世界はどうやらそれを迎合しているらしい。
ボクが望む形とは少々違うような気もするけれど。
――話がそれた。
ともあれ目の前で警戒しているオジさんに簡潔に目的を伝えることにした。
飛鳥「ボクを……買ってくれないかい……?」
コートの中ほどのボタンを外して、ちらりと見せる。
もちろん、中には何も着ていない。冷気が一気に服の中へ吹き込んで来て、鳥肌が立ってくる。
オジさんの視線も同時に突き刺さってきて、生唾を飲む音も聞こえた気がした。
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