19:名無しNIPPER[saga]
2016/12/30(金) 01:51:23.43 ID:bhHfu1Q50
女「でも、この人はそんな人じゃないって、すぐに分かりましたから」
男「……今、釘を刺されたんですかね?」
女「ふふ。そんな事する必要ないと思いますけど」
男「どうだか」
女「顔を見れば分かります」
自信を持って言われてしまうと、あまりに無害そうと言われているようで微妙な気分。
でも、正しい。
女「で、それが前提として、ですね。お願いしたい事があります」
男「……。なんでしょう」
少し緊張する。
女「私と寝てもらえませんか」
おい。
男「流石に、アウトでしょう」
女「ダメですか……? ってのは、ナシですかね」
男「ナシです。どう寝るにしても、どっちの意味にもなりかねません」
女「ともねですよ」
なめらかな足が、こたつの中ですねを撫ぜる。
男「……勘弁してください」
女「あはは……ごめんなさい。つい」
女「今日、私、独りになりたくなかったんです」
女「独りになったら……いろいろと、壊れてしまいそうで」
男「嫌な事、あったんですね」
女「はい……ありました。」
女「飲み会で疲れて、それで悩みでも疲れて……その折にあなたが来て、優しくしてくれて」
女「知ってて仲の良い人達でも悲しい事嫌な事があって、……名も何も知らないあなたはうれしい気持ちにしてくれて」
女「女性の集まりみたいに親身じゃなくても……それでも心から共感してくれて」
女「なんというか、その、無意識に……この人のもとで休みたい、この人のもとで目を覚ましたいなんて、思ってしまいまして」
女「つい」
女「つい……なんです。ごめんなさい。で、でもこんな事まさか、ついついしないですよ? はじめてしますよ、こんなことっ」
女「うう」
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