33: ◆dsJGber.Kg[saga sage]
2017/01/11(水) 02:19:47.83 ID:cFkZwbkF0
結果だけ伝えよう。
仕事は成功した。仕事は。
サヤ「…」
メイ「…」
ユースケ「…」
ナオト「あ、あの…みんな。そんなに気にすることはないんじゃないかな。ほら、仕事うまくいったし」
英雄に襲撃されて見事こてんぱんにされて帰りの馬車。その座席の空気は重苦しかった。
荷台には捕まえた無法者たちがいる。中央国に帰れば依頼された分の報酬は支払われるだろう。
けど、それは運が良かったからだ。普通ならばあそこで皆殺しにされていてもおかしくはなかった。
英雄が私を叩きのめして、仲間を見捨てて去って…そんなことがなければ、歯医者はただ全てを奪われるだけ。簡単な現代のルールだ。
そう。だから三人でかかって英雄に負けるなんて事実は私たちに重くのしかかった。
世間では地人が英雄に勝つなんて有り得ないと思われているけど、私達は地人だけで仕事をしているのだ。あのレベルの英雄にすら勝てないのでは、今回みたいにいとも簡単に負けて最悪殺されてしまう。殺されずともひどい目にあうのは逃れられないだろう。メイは女の子だし尚更私たちがなんとかしないといけないのに。
メイ「英雄、あんなに強かったのね」
ユースケ「怪盗のナンバー3があそこまでやるもんかね」
サヤ「自信なくなってきました…」
ナオト「それは…そうだけどさ」
励まそうとしてくれていたナオトも暗い顔をして考えこんでしまう。仕事をしなくちゃいけない。なのに実力が足りない。
国にいるだけでも家賃、食材もそれ以外の金もかかるし、これでは私たちも盗賊をせざるを得ない状態に追い込まれてしまう。
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