14:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/29(木) 16:20:07.27 ID:AWhlWl6p0
花陽「どうして……私を助けてくれたんですか……?」
綺礼「私は代行者としての責務を果たしただけだ。そこに特別な意味などない」
花陽「そう、ですか……でも、力を貸してくださったことには……変わりありません。ありがとうございます」
綺礼「礼なら目の前の彼女に言うべきだろう。左腕の接合はともかく、削り落とされた生命力を彼女が補填してくれていなければ、君は今頃冥途を彷徨っていたのだからな」
削り落とされた生命力……?
それはどういうことだろう。
死の点を突かれたモノは、どんな手段を用いても死からは逃れられない。
私はロアの手によって、確かに点を突かれたはず。
治療なんて不可能なはずなのに、何故無事に生還することができたのでしょうか。
…………もしかして、私とあの吸血鬼が視ているモノは違うのかな。
考えも程々にして中断すると、私は真姫ちゃんの方に向き直り、改めてお礼の言葉を述べた。
花陽「真姫ちゃん、ありがとね。おかげで助かったよ」
真姫「気にしないで。困ったときはお互いさまだから」
綺礼「ふむ。助かった、か……その台詞は少し早いかもしれんがね」
花陽「えっ?」
どういう意味かと訊き返そうとしたとき、病室にシエル先輩が入って来ました。
先輩は曇った表情のまま、真姫ちゃんを呼びます。
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