花陽「死を視ることができる眼」
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13:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/29(木) 16:19:17.16 ID:AWhlWl6p0
良かった、凛ちゃんも無事だったんだ。

安心したついでに、少しだけ身体を動かしてみる。

すると、意識を失う前とは違うところに気がつきました。

赤い布を巻かれてはいましたが、無くなっていた左腕が元通りになっていたんです。

花陽「左腕が……ある……」

綺礼「接合に成功したとはいえ、聖骸布の効果で切断された事実を身体に忘れてもらった上での、仮初の治療でしかない。無理すれば、また腕が落ちるぞ」

修道服を着た大柄な男性は、私達から少し離れた位置にある椅子に座ったまま、淡々と告げてきました。


花陽「あの……あなたは……」

真姫「言峰綺礼……教会の代行者の一人よ。あなたと凛を助けてくれたの」

花陽「言……峰、さん?」

綺礼「如何にも。私が言峰だ。君と君の友人を救出する際、多少援助させてもらった」


言峰と呼ばれた男性を、ベッドの上から観察してみる。

服の上からでもわかるぐらい鍛え上げられた、屈強な身体。

シエル先輩と同業だということが一目でわかる修道服。

三十代前半ぐらいの容姿をしているのに、まるで全てを悟り切った僧侶のような雰囲気。

特徴的な点は他にもありましたが、その中でも特に嫌な感じがしたのは、彼の目でした。

人間らしい温かみを感じない、死んだ目をしてる──

どうしてこの人がシエル先輩と同じ組織に属していられるのか、私は不思議でなりませんでした。

もしかすると件の組織では言峰さんみたいな人が大多数であり、シエル先輩が少数派なのかもしれませんが。



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