花陽「死を視ることができる眼」
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23:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/29(木) 16:29:49.51 ID:AWhlWl6p0
花陽「いっ……たっ……」

真姫「無理して動いちゃダメよ!」


真姫ちゃんが駆け寄り、身体を支えてくれました。

崩れ落ちそうな身体で、先輩と見つめ合う。


シエル「確かに、今の星空さんは吸血鬼と呼べる段階ではありません。しいて言うなら、吸血鬼もどきの人間といったところでしょう。ですがこれから時間が経つにつれて、彼女は段々と人間性を失っていく」

花陽「で、でも…………!」

シエル「次第に血を求めずにはいられなくなり、一度その箍が外れてしまえば、人を襲い血を求めることになんの躊躇いも抱かない、醜悪な鬼と化す。小泉さんだって、そんな星空さんを見たくないはずです。だから────」

花陽「だから殺すっていうんですかっ!!本人の意思とは無関係に、命を奪うっていうんですかっ!!
いつかあなたは人殺しになるから、邪魔になる前に処分させてくれって、どんな顔して言えばいいんです!?」

真姫「花陽、お願いだから落ち着いて!」

花陽「いくら真姫ちゃんのお願いでも、それはできないよ!だってここで食い下がらなければ、先輩はきっと凛ちゃんを殺す……そんなの許せるわけないじゃないですか!」

シエル「…………あなたならそう言うと思っていました。だからこそ、私達はここに戻って来たんです」


ベッドの方に歩み寄って来ると、シエル先輩は私にナイフを手渡してきました。

トウコさんから貰った、銀製のペーパーナイフ。

大した重さじゃないはずなのに、今は一段と重く感じる。



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