43:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/29(木) 16:46:43.20 ID:AWhlWl6p0
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音ノ木坂の校舎に到着すると、シエル先輩は修道服を脱ぎ捨て、身の丈ほどもあるパイルバンカーを装備しました。
移動中、やたらと大きなものを運んでいるなと気にはなっていたのですが、まさかこんなものを用意していたなんて、素直に驚くばかりです。
シエル「やはり少し出遅れてしまったようですね。学校に結界を張られてしまったようです」
花陽「結界……?」
シエル「かいつまむと、私や小泉さんに対する罠です。土地や生物から魔力を吸い上げて、式で括っています。どういうものかはわかりませんが、それだけの魔力量です。危険であることには間違いありません」
花陽「もしかして、街にある式と関係があるんですか?」
シエル「ええ。やつはこの学校を城として街全体を堕とすつもりなのでしょう。しかし、これだけ大掛かりな仕掛けを打てば、あらゆる組織から目の敵にされるのは確定的です。どうやら、やつは長生きをするつもりはないようですね」
花陽「自滅覚悟で、街の人を襲うつもりなんだ……」
シエル「長引かせると厄介なことになります。小泉さん。私は先に行っていますので、あとで合流しましょう」
花陽「せ、先輩っ!?」
シエル「では、後ほど────」
先輩は人間離れした跳躍力で三階まで一飛びすると、窓を割りながら廊下に侵入して行きました。
取り残された私は、茫然としたまま立ち尽くすのみ。
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