56:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/29(木) 16:58:05.04 ID:AWhlWl6p0
シエル「はい。これでやつを殺したのは私です」
花陽「えっ、先輩……?」
シエル「ですから、ロアを殺したのは私です。相手がどんなものであれ、人殺しはいけません。小泉さんはこっち側に来てはいけない人です。だから殺したのは私なんです」
花陽「先輩……それ、詭弁ですよ」
シエル「でも、優しい嘘ならそれでいいと思います。例え詭弁でも、なんとなく救いがありそうじゃないですか」
──────その言葉は似ている。
夕暮れ時、彼女が笑って答えていたあの台詞に─────
花陽「そうですね。なんとなく────どこかに救いが残っているのなら」
──────それはどんなに幸せなことだろう。
シエル「──って、身体の方は大丈夫ですか、小泉さん!?まさか──どこか咬まれたりしません──た!?小泉さん!?気を──しっか──目を─開─て────」
私は静かに眠りに就く。
再び意識が戻ったあと、笑って彼女と向き合えるようにしなくちゃいけないから、休息が必要だ。
次に会ったときは、どんな話をしよう。
取り留めのない考えばかりが浮かんでは消えていく。
でも、きっとどんな話をしたって楽しいに決まってる。
だってこれまでが楽しかったんだから、これからだって楽しいんだ。
…………そうだよね、凛ちゃん。
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