花陽「死を視ることができる眼」
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6:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/29(木) 16:12:33.90 ID:AWhlWl6p0
ロア「いいや、嘘だ!その証拠に私は唯一の親友を失い、スクールアイドルも続けられなくなり、しまいには人をやめなければ引っ込みがつかないところまで来てしまった……!!その苦痛が、怨嗟が、あんたに理解できるのかっ!!」

花陽「ぐっ……!!」

ロア「そうよ、誰かを笑顔にしたいという願いが綺麗だったから憧れたっ!!ステージで輝く姿が眩しかったから心惹かれたっ!!自分もあんな風に誰かの為になれるならと、持てる全てを捧げて走り続けたっ!!」


圧倒的な力に負け、身体ごと後方に弾き飛ばされる。

追撃を続けるロアのナイフを防ぐのに精一杯で、反論する余裕がない。


ロア「見ろっ!!あんた達μ'sの言う輝きとやらの末路がこれだ!!元から才を持たないものは偽者にすら成り切れず、凄惨な醜態を晒すしかなくなる!!これがあんた達μ'sが作り上げた嘘の正体だ!!」


花陽「違うっ!!」


攻撃を防ぐことはできても、体力は確実に消耗している。

おかげで、ナイフを握る手には痺れが回っていた。


先ほどと同じやり取りをあと二回も繰り返せば、握力も底を突き、ナイフを握ることは叶わなくなるだろう。

それでも────

この女には絶対負けたくない。



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