花陽「死を視ることができる眼」
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8:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/29(木) 16:14:21.81 ID:AWhlWl6p0
ロア「クックックックッ……アハハハハハッ!!凄い、あの時以来だわ!転生者の血をこの身に受け入れたときの快感とそっくり!あの時は身体どころか魂まで生まれ変わるんじゃないかって思うぐらいだったけど、あれに勝るとも劣らない快感ね!」


なにも感じない。

力が入らない。


ロア「おいおい、まさか腕が一本飛ばされたぐらいでそのまま死ぬつもり?まだこの眼の試運転も済んでないってのにさあ」


だんだんと周りが暗くなっていく。

ただただ凍えるようにさむい。

ああ、そうか────私死ぬんだ。


ロア「─────────」


何か言ってる。

なんだろう。

もうなにも聞こえない。

大事なことは、なにも────


『これまでが楽しかったんだから、これからだってきっと凄く楽しいよ』


意識が飛びそうなところを、舌を噛んでなんとか堪えた。

立ち上がり、相手の死を見据える。



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