38: ◆axPwtNeSoU[saga]
2017/01/08(日) 20:37:19.04 ID:KrPi05AA0
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「ん……はむっ……んちゅっ……れろっ……」
俺たち二人は、布団の上に横たわり、抱き合ったままキスを繰り返していた。
互いに味わい合うように、舌と唇をねっとりと絡ませ合う。
俺が仰向けに寝そべり、北上がその上に覆い被さる体勢だ。
重さはほとんど気にならない。
それよりも、北上の体温と、柔らかくくねる身体の感触とが、安らぎと心地よさを与えてくれる。
北上の舌が、混ざり合った唾液と一緒に再び俺の口の中に差し込まれてきた。
上等なトロのような柔らかい感触が、ぬめりに満ちて口の中を這い回る感覚にぞくぞくとする。
衣擦れの音と、ふっ、ふっというお互いの細かい息遣いの音。
その中に、時折舌と唇が立てる濡れた音が混じる以外、何も聞こえない。
どれぐらいの間、口づけを交わし続けていただろうか。
北上が唇を離し、ゆっくりと身体を起こした。
俺の腹の上にまたがったような状態で、軽く息を弾ませながら、こちらを見下ろしてくる。
浴衣の裾は乱れ、帯はすっかり解けかかっていた。浴衣の左側だけがはだけて、白い肩が見えるのが、全裸よりもかえってなまめかしい。
月明かりの中、さらさらと黒髪が流れ、うるんだ瞳の目元は、ほのかに赤く染まっている。
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