モバP「そうして俺は心配するのを止め高垣楓を愛するようになった」
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◆agif0ROmyg
[saga]
2017/01/13(金) 22:09:52.27 ID:m+LHJ2JO0
そして、人目を避けながら二人して帰宅。
事務所を出る時間をずらし、人通りの少ないところで合流して、楓さんの部屋に入ってやっと一息ついた。
別々に入室したほうが安全だったのは間違いないのだが、少しは一緒に歩きたいと言って聞かなかったのだ。
でも、まあ。
安全云々言うなら、こうして男女が二人きりで、部屋にこもって酒を飲んでいる時点で、今更である。
なんだか段々やけっぱちな感覚。
嬉しそうに酒瓶を引っ張り出す楓さんを見ていると、なるようになれ、そんな社会人らしからぬ感覚に支配される。
「こっちが芋焼酎で、こっちのが麦……
逆だったかしら?」
「飲んだこと無いんですか」
「忙しい忙しいっていって、なかなか私に付き合ってくれない、冷たい男性のせいですよ」
ひどい言われようだ。
俺はただ職務に忠実なだけなのに。
揶揄するようなことを言いながらも頬の緩みを押さえきれていない楓さんが可愛いから、別に構わないが。
綺麗なグラスに水割りを注いでもらって、ささやかに乾杯することにした。
「あら……これ、美味しいですね」
「……本当だ。スッキリしてて、ほのかな香りがあって。いいですねこれ」
「どうです。来て良かったでしょう? 他のことはともかく、お酒に関しては信頼してもらっていいんですからね」
トップクラスのアイドルとは思えないセリフだが、こんなに旨い酒を飲まされては憎まれ口など叩けない。
久しぶりの飲み会ということもあり、しばらく2人で盛り上がった。
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